マイ駒コレクション2019
つれづれなるままにマイ駒をご紹介します。
今年が終わるまでに、ひと通り磨き上げてあげたいものです。
1. 勝仙作 魚龍一字 彫駒
いちばん最近手に入れたもの。主に研究用に使っています。魚龍書は二文字の書体ですが、最近になって一字のものが作られるようになってきています。
将棋駒研究会の勝仙さんはまだ作り始めて間もないと謙遜されますが、とくに磨きの仕上げは天下一品です。
2. 富石作 一字書 彫駒
青山碁盤店さんで今年購入したもの。研究用。富石さんは富士駒の会の駒師さんです。彫りがうまく、指していて指に心地よい刺激があります。NHK杯の書体ということで馴染みがあるのではないでしょうか。
3. 竹風作 錦旗書 彫埋駒
学生の頃にお金をためて求めた思い出の品。竹風師は新潟の有名な駒師です。やはり、彫埋駒を一組持っていると気持ちにゆとりが出てきますね。駒師にとっても愛好家にとっても、「錦旗に始まり錦旗に終わる」のが将棋駒なのです。
4. 晴月作 菱湖書 彫駒
中学生の頃にお年玉で買ったもの。買ったその日におろすのは縁起が悪いと母親に言われ、やむなく一晩寝かせてから開封したのが思い出に残っています。駒袋はその母の手によるものです。初心に帰りたいときに使うはじまりの駒。
5. 玉山作 錦旗書 彫駒
最近とあるオークションサイトで買ったもの。個人的にはかねてより一舟作の駒がほしいと思っていたのですが、すでに高価なアンティーク物しか出回っていないこともあり、同じ木地の厚み、書体を持つこの駒を手元に置くことにしました。一舟の駒は私の出身道場で使われていたこともあり、思い出の駒なのです。
ちなみにこの駒はいい意味で安っぽさがあるので、必ず折りたたみの板盤と組み合わせて使うのがマイルール。
6. 天上 上彫
将棋を覚えた子どもの頃に使っていたもの。最近ではめったに使わないかな…
過去の記事でも取り上げたかもしれませんね。
今回はここまで!皆さんも自分の駒を大切にしてあげてください。
椿油はほどほどに!