みずたま将棋ブログ

みずたま(@go_tom_89)のブログです

【日本将棋連盟サイト】みずたま著作集

日本将棋連盟のサイトに掲載された私のコラム記事をここにまとめておきます。 連盟のサイトにも執筆者別まとめページはあるので、ここでは文献リストもつけておきます。 1. www.shogi.or.jp 【紹介文献リスト】 ・北尾まどか『やさしくてよくわかる!はじ…

【中盤力強化】プロの感覚を身につける

序盤は定跡を勉強すれば上達します。 終盤は詰将棋をすれば上達します。 しかし、中盤についてはなかなかいい勉強法がないという話はあるあるですね。 中盤の勉強法を確立できれば将棋界にとって大きな進歩という気がします。現時点では「実戦をこなしましょ…

陣形の差を生かす【対ゴキゲン中飛車】

今日指した将棋から。 ゴキゲン中飛車の何気ない出だしです。 ここから、78玉、42銀と進展。 ここでピンと来ました。 図から56歩と突きました。 玉型の差に注目します。玉が堅い先手は激しい戦いになれば嬉しいです。中飛車側が先手ならば以下の仕掛けはやる…

今日指した将棋から

午後、ひさびさに時間ができたので蒲田将棋クラブへ。 5時にごろ行って、2時間ほどで3局指せました。 【1局目】 最初は常連と思しき男性と。私の先手。 指している感じから、三間飛車通なことが伝わってきました。 ここから▲24歩として局面を動かしま…

【合駒問題】解けなくても問題ない1手詰

浦野真彦八段の1手詰ハンドブックをひさびさにチラ見して思ったことがあります。 けっこう難しいがあるなということ。 大駒を離して打って1手詰という場合は、合駒を打つ手は無駄なので打たない状態で詰みとするという大人の事情が絡んできたりして、初学…

現代角換わりの勉強法

現代の角換わりの勉強法について、4つのレベルの教材を紹介します。 1.入門 NHK将棋講座「太地隊長の角換わりツアー」 2019年10月号から始まったこの講座は、昭和から令和にいたるまでの角換わりの歴史的変遷をおさらいする入門番組です。角換わりの基本…

教室の本棚にほしい本

今回は私の妄想をお届けします。自分が将棋教室の本棚を担当されたら備えておきたい棋書を挙げてみます(ただ羅列しただけ)。指導対局や友達対局の後に、「この変化ならあの本に載ってるな」、「藤井システムの仕掛けってどんなんだったっけ?」みたいにさ…

敗局に名局あり

羽生善治の▲5二銀、谷川浩司の△7七桂、藤井聡太の△7七同飛成、加藤一二三の▲6二歩、升田幸三の△3五銀、中原誠の▲5七銀... 歴史に残る名手は多いですが、その多くはそれを指した人が勝った将棋のようです。将棋マニアとしては、羽生善治の△6六銀はその…

マイ駒コレクション2019

つれづれなるままにマイ駒をご紹介します。 今年が終わるまでに、ひと通り磨き上げてあげたいものです。 1. 勝仙作 魚龍一字 彫駒 いちばん最近手に入れたもの。主に研究用に使っています。魚龍書は二文字の書体ですが、最近になって一字のものが作られるよ…

コンピューターの最善手と人間的な正解

最近は自分が指した将棋をコンピューターに解析してもらって反省するようにしています。コンピューターの読み筋と自分の考えを比べると同じ局面でもまったく異なったとらえ方をしていることがわかり興味深いです。こう書くとコンピューターによる分析が万能…

8枚落ちの終盤を勝ち切ろう【初級編】

今日は初級者の方に向けて、終盤戦の練習問題を出してみたいと思います。 終盤のコツは詰みだけではありません。龍のにらみを利かせてと金などの安い駒(低コスト)で守りのかなめの金や銀を削ることもポイントなのです。 盤面の上手側をよく見ると、二枚の…

棋譜解析上達法

最近の将棋の勉強法として、棋譜並べ、詰将棋と棋譜解析の3本柱を回しています。 意識してやっているわけではないのですが、この半年くらいはこの3つが自然と多くなりました。その結果わかったのですが、棋譜並べをすると序盤が、詰将棋をやると中盤が、棋…

【勝手に参考文献】ラビット番長「カチナシ!」を見てきました

今日は池袋のシアターグリーンBOXにてラビット番長さんの舞台「カチナシ!」(第31回池袋演劇祭参加作品)を見てきました。 いてはりました泣いた〜! pic.twitter.com/RQtuVNtuVT — みずたま (@go_tom_89) September 21, 2019 将棋と介護を二本柱をテーマ…

自分だけの定跡問題集を作ろう

この記事でやること 1.棋譜入力 2.保存 3.コメント入力 4.分岐作成 5.(応用)問題集を作る 皆さんこんにちは。 最近、初心者~級位者の方と指導対局する中で、ぴよ将棋やKifuアプリを使って棋譜を取られる方が増えてきたように思います。ぴよは最…

【将棋教室】こどもにいつも言っていること5つ

日ごろ教室でこどもたちに言っていることを5つにまとめました。 書いてみると結構当たり前のことですが、すべて実践できる子がいたら、それはかなり大人な子だと思います笑 (1)あいさつをしよう これは当たり前のことですね。対局を始めるときは「おねが…

詰将棋本出版ラッシュ

お久しぶりです、みずたまです。 今月は詰将棋の有力な新刊がいくつか出たので、ご紹介しておきます(詰将棋方面各位には同様のおしらせはすでに十分に出回っているですが、広く将棋ファンに知ってもらいたく記事にしました)。 いずれも詰将棋マニア向けで…

【棋書】5月の新刊

遅くなりましたが5月の新刊紹介をサラッとしておきましょう。 升田幸三 振り飛車の神髄(日本将棋連盟) ★★★★☆ 升田幸三が振り飛車を指した棋譜を101局集め、石川陽生七段の解説を付した実戦集。1局につき4ページを当て、手の意味はもちろんのことその…

必携!戦法習得アイテム

昨年、将棋世界付録の楽しみ方を3つの記事に分けて紹介しました。 昔の記事なのでそれの再掲を兼ねて、最近出た付録をすこしだけ紹介します。 mizutama-shogi.hatenablog.com mizutama-shogi.hatenablog.com mizutama-shogi.hatenablog.com 将棋入門者・初…

【王道を往く天衣無縫】佐藤康光将棋著作集

佐藤康光九段の将棋が王道を往く正統派の将棋であることが突然言いたくなったので、その著書についてまとめておきます。天彦九段についてはまた回を改めて。 【パーフェクトシリーズ(日本将棋連盟)】 ・『康光流現代矢倉1~3』 1997年出版。20世紀的な組…

今日買った本

今日神保町で買った本たちを写真で紹介。 数字は金額。 2500 1000 米長先生若い 200 400 蛸島先生変わらない\(^o^)/ 800 1663 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 ぜんぶで10000円しなくてお買い得でした。 最近はおかげさまで人生に余裕が出て…

昭和が遺した棋書【3選】

平成がそろそろ終わりますね。 私は平成の初期に生まれて、小学生のころ将棋を始めました。平成生まれとはいえ、棋書や棋譜など、将棋上達のうえでのメソッドは昭和までに生まれ、確立したものでした。その点、最近の若者たちを見ているとソフトでの序中盤研…

詰将棋解答選手権(チャンピオン戦)に行った

いてはりました。 昨年の解答選手権(チャンピオン戦)の体験記はこちら。 mizutama-shogi.hatenablog.com 今回は会場がいつもの渋谷のNHKのところではなく、大井町のきゅりあんでした。 (きゅりあんと聞くとなぜかふかわりょうを思い出す) 年に一度行…

新橋駅前古本市

いてはりました。 テントの合間を縫うようにして、所要時間わずか10数分で買い求めた棋書をまとめておきます。 定石小辞典。2冊で2000円。 囲碁の本。誠文堂新光社の小辞典シリーズは置碁やヨセなど、隠れた名著が多いのです(誰も隠していない)。 詰パラ1…

詰将棋のルールについて

何人かから立て続けに聞かれたので、ここにまとめておきます。 手元にあった原田泰夫『最強の詰将棋200題』のルール紹介を例に取りますが、どの本でもルールの説明はほぼ同じでしょう。 1. 攻め方は王手の連続で玉を詰めること。 2. 攻め方は最短手順で玉を…

将棋上達法について

スマホは便利ですね。 ここ数年とかに限った話ではないですが、道を歩けば、イヤホンで音楽を聴いたり歩きスマホをしたりしている人に出合わないほうが珍しいです。今日私は電車の中で本を読んでいる人を見かけたのですが、本当に珍しいものを見た気がしまし…

備忘

順位戦のC級1組が終わり、杉本八段と近藤五段が昇級を決めました。 若者が上に行くのは世の常ですが、50歳台で並みいる強豪棋士を抑えて杉本師匠が昇級したには胸を打たれました。 降級にもめげず結果を残す人を見ると、故・米長永世棋聖の著作の一節を思い…

【棋書】2月の新刊

知らないうちに3月になっていたので、2月の新刊紹介をしておきましょう。 藤森哲也 藤森式青野流絶対退かない横歩取り(マイナビ) ★★★★☆ 昨年までの横歩取りのブームにいったん落ち着きを取り戻させた青野流。先手の利をいかして積極的に攻めたおす作戦に…

0手詰日和

詰将棋ってむずかしいですよね。 一方で、難しい詰将棋をうんうんうなって考え解けたときの快感がたまらないという方は多いでしょう。しかし、それと同時に、ゆるくつきあって楽しめる詰将棋がもっとあってもいいと思うのです。 余談になりますが、最近、初…

1月の新刊

2月の新刊が押し寄せてきたので、遅ればせながら1月の新刊おさらい! 畠山鎮『必勝 三間飛車破り』(マイナビ) ★★★★☆ elmo囲いを解説した本として有名だが、6章あるうちの1章に過ぎない(第6章は実戦編)。そのほかの4章はコーヤン流や石田流組み換え…

筋と形を囲碁から学ぶ

囲碁をやっていると、「こんな教材が将棋にもあるといいな」とか、「この人の棋風を将棋でも見てみたいな」とかいうインスピレーションを得ることがあります。 囲碁には「筋と形」というコロケーションがあって、経験則からこの形が9割方ただしく美しいよと…