みずたま将棋ブログ

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0手詰日和

詰将棋ってむずかしいですよね。

一方で、難しい詰将棋をうんうんうなって考え解けたときの快感がたまらないという方は多いでしょう。しかし、それと同時に、ゆるくつきあって楽しめる詰将棋がもっとあってもいいと思うのです。

 

余談になりますが、最近、初心者の方(一人ではない)と接していて難しいなと感じたのが、「攻め方の駒は余らない」という言葉。

たまに、「攻める方の駒は余らないはずだから、この攻め手順はちがうのかな」というつぶやきを耳にします。それは半分あってて半分間違っているのですが、たとえばこの局面。

 

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これは、▲33桂△11玉▲12歩△同飛▲21金として5手詰です。

2手目に△31玉としても、▲4一角成などで詰みます。(実戦であいてがそうしてきたときにはそのように詰ませてあげればいいわけ。)

 

 

詰将棋において「駒が余るから間違い」というフレーズには主語が隠されていて、それはだいたい「玉方の応手が」間違っているせいで詰め方が余裕をもって(あるいは早く)詰ませる手順を答えてしまったという事態のことを指しています。

 

答えが何通りかあって、しかも持ち駒や攻め駒が余ってもいい実戦の(実戦的な)詰め将棋と異なり、作品としての詰将棋は、答えを1つに特定する必要があります。雑誌の懸賞詰将棋などその顕著な例で、いくつかある詰み形のうちどれを回答しても正解というのでは、採点に時間がかかって仕方ありませんね。

 

先ほどの図に戻って、攻め方と玉方の両方の手順(すなわち作品全体の手順)を答える懸賞詰将棋などでは、詰将棋のルールにしたがって回答を導きましょう。この例だと初手▲33桂に△11玉のほうが「解答のルールとして」正解ですね。攻め方と玉方が最善を尽くした際に(攻め方は最短で詰まそうとし、玉方はできるだけ長く逃げようとする)、駒が余らない詰めあがりになるように作家さんは心を砕いているのです。

 

ちょっと余談が長くなりましたが、話題を戻して今回は、あんまり頭を使わずに楽しめる0手詰をいくつか出しておきましょう。「ふんふん、確かに詰んでるねえ」と確かめて鑑賞してあげておいてください。詰んでそうにみえて実は詰んでないみたいなくだらない仕掛けはないので安心してくださいw

 

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第1問



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第2問

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第3問

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第4問

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第5問

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第6問

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第7問

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第8問

 

 

1月の新刊

2月の新刊が押し寄せてきたので、遅ればせながら1月の新刊おさらい!

 

å¿å ä¸éé£è»ç ´ã (ãã¤ããå°æ£BOOKS)

畠山鎮『必勝 三間飛車破り』(マイナビ

★★★★☆

elmo囲いを解説した本として有名だが、6章あるうちの1章に過ぎない(第6章は実戦編)。そのほかの4章はコーヤン流や石田流組み換えなどの並定跡をまとめたもの。

斬新な新研究というよりかは、よくまとまった教科書のような本。有段向け。

 

è©°å°æ£å¥é

森信雄『詰将棋入門』(実業之日本社

★★★☆☆

玉方持ち駒制限や中段玉作品などで知られる森先生だが、この本はひさびさの王道詰将棋集。その名の通りはじめての詰将棋本としてもおすすめ。初級向け。

 

絶åï¼ãï¼Ãï¼ãã¹ã®è©°å°æ£ (ãã¤ããå°æ£æ庫)

伊藤果『4×4マスの詰将棋』(マイナビ

★★★★☆

著者が箱庭と好んで呼ぶ、駒数の多くないすっきりした作品集。

既出の作品が多いのが玉に瑕だが、果ファンの人もそうでないひとも必携の一冊。

高段向け。

 

æ¸è¾ºæµ ãã ããã®ã´ã­ã²ã³ä¸­é£è» (ãã¤ããå°æ£BOOKS)

戸辺誠『こだわりのゴキゲン中飛車』(マイナビ

★★★★☆

先後ゴキ中の最新研究書かつ概観書。先手中飛車対角道不突き型も収録。

ほぼすべての結果図が振り飛車よしなのでリテラシーをもって読む必要がある。

先日の王将戦の変化なども、早めに打ち切られているのが気になる。有段向け。

 

å°æ£ã»åå©ã®æ¹ç¨å¼ãå¿è³ã®æ¥µæ (ãã¤ããå°æ£BOOKS)

大平武洋『必至の極意』(マイナビ

★★☆☆☆

必至の入門書。必至(必死)ってなに?という方が王手をかけずに相手玉をしばって勝てるようになりますように。初心向け。

 

ã次ã®ä¸æãã§è¦ãã é§è½ã¡å®è·¡ã³ã¬ã¯ã·ã§ã³404 (ãã¤ããå°æ£æ庫)

所司和晴次の一手」で覚える駒落ち定跡コレクション404』(マイナビ

★★★★★

駒落ちに携わるすべての将棋人におすすめしたいが、定跡を覚えるなんてナウくないダサいメンドクサいと思ってる人にはおすすめできないかも。

 

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佐藤友康『初心者が初段になるための将棋勉強法』(主婦の友社

★★★☆☆

久しぶりに出た将棋勉強法の本。内容に目新しさはないが、ビジネスの世界に身を置く著者だからこその視点があり、そこは(記述法含め)勉強になった。

 

[éç°éä¹, ä¸æ¡åé½]ã®å°å­¦é¤¨çãå­¦ç¿ã¾ãã人ç©é¤¨ãç¾½çåæ²» (å°å­¦é¤¨ç å­¦ç¿ã¾ãã人ç©é¤¨)

『学習まんが人物館 羽生善治』(小学館

★★★★★

羽生先生の半生記。初タイトル獲得から七冠独占までのタイトル連戦の流れがよくわかってためになった。メインの脇役である島九段、村山聖九段がしっかり描写されていた。

 

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長岡裕也羽生善治×AI』(宝島社)

★★★★★

研究会仲間の長岡先生が羽生先生のことを豊富なエピソードをまじえて紹介する読み物。一言で要約すると、尊い...。

 

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加藤一二三『ひふみの言葉』(パルコ)

★測定不能

とにかく元気が出ます。時代は修造かひふみんかですね、ほんと。

 

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記載漏れがあったら言ってくださいね!

筋と形を囲碁から学ぶ

囲碁をやっていると、「こんな教材が将棋にもあるといいな」とか、「この人の棋風を将棋でも見てみたいな」とかいうインスピレーションを得ることがあります。

 

囲碁には「筋と形」というコロケーションがあって、経験則からこの形が9割方ただしく美しいよということを示しています。

筋と形に従って打つメリットは(1)きれいで再現可能な碁になること、(2)考える・読むエネルギーを省略できることがあるでしょう。

(反面、ゴリゴリの読みの碁には勝てなかったり、読まないといけない例外で失敗することはある)

 

ちなみにの反対は俗手(ぞくしゅ)。この辺の用語は将棋と同じですね。

 

今回はそんな教材を紹介してみます。

ちょっと数が多くなってしまったので内容の紹介は省きますが、どれも必読書でしょう。将棋に行き詰まりを感じた方は、読んでみてはいかが。

 

三村智保『筋がよくなる!勝てる!石の形集中講義』(マイナビ

ç­ããããªã!  åã¦ã!  ç³ã®å½¢é中è¬ç¾© (å²ç¢äººæ庫ã·ãªã¼ãº)

 

三村智保『初段突破 楽に勝てる石の形』(NHK出版)

å段çªç ´ã楽ã«åã¦ãç³ã®å½¢ (NHKå²ç¢ã·ãªã¼ãºã)

 

大竹英雄『復刻版 囲碁基礎手筋の独習法』(誠文堂新光社

復å»ç å²ç¢ åºç¤æç­ã®ç¬ç¿æ³: æå¤ãªæ¥æãã©ãã©ãããã

 

蘇耀国『筋と形がよくなるトレーニング200』(マイナビ

ç­ã¨å½¢ãè¯ããªããã¬ã¼ãã³ã°200ï½ä¸éã妨ãã5ã¤ã®åéã (å²ç¢äººããã¯ã¹)

 

『新ポケット定石100』(日本棋院

æ°ãã±ããå®ç³100âç³ã®å¹çãå­¦ã¶!

↑これは★★★★★

 

『初段合格の定石150題』(日本棋院

å段åæ ¼ã®å®ç³150é¡ (å²ç¢æ庫)

 

『打碁鑑賞シリーズ9 羽根直樹』(日本棋院

羽根ç´æ¨¹âæç¢éè³ã·ãªã¼ãºã9ã (å²ç¢æ庫)

 

郭求真『筋が良くなる基礎詰碁200』(マイナビ

ç­ãè¯ããªãåºç¤è©°ç¢200 (å²ç¢äººæ庫ã·ãªã¼ãº)

 

月刊碁学編『ひと目でわかる「本筋・俗筋」対照表』(マイナビ

ã²ã¨ç®ã§ããããæ¬ç­ã»ä¿ç­ã対ç§è¡¨ (ãã¤ã³ãå²ç¢æ庫ã·ãªã¼ãº)

 

前田陳爾『置碁辞典』誠文堂新光社
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牛窪義高『碁の戦術』(マイナビ

ç¢ã®æ¦è¡ (ãã¤ã³ãå²ç¢æ庫ã·ãªã¼ãº)

↑これは★★★★★

 

以上!これぜんぶの将棋バージョン書きたいな~

「ノーマル振り飛車の主役は角」 ~3つのエピソード~

まずは次の一手からスタート。答えは最後に。

 

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今回は、ノーマル振り飛車戦法の要が実は飛車ではなく角なんだよという感覚を示す言説をご紹介します。もちろんそれが常に正しいというわけではないので、あくまで参考までにどうぞ。個人的には、ノーマル振り飛車における飛車は角にさばきを与えるための立役者であり、戦いが起きるまでは飛車は仮置き場に置いているにすぎないととらえたりしています。

 

(1)先崎学駒落ちの話』(日本将棋連盟、p186、初出は将棋世界

 

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角落ちと飛車落ち。どちらが好み?

将棋指しは、駒落ちの上手に関して、おおまかにいえばふたつのタイプにわかれる。

飛車落ち派と角落ち派である。飛車落ちと角落ちというのは兄弟分であるが、似て非なるもので、上手として指しこなすコツもまるで違う。まあプロであるのだからどちらも指しこなせるのだが、やはり得手不得手、好き好きがわかれるのである。

飛車落ち派の代表は鈴木大介八段である。「角落ちよりも飛車落ちのほうが上手は勝ちやすい」などとよくいっている。どうも本気のようなので、飛車落ちの上手に相当の自信があるか、角落ちに自信がないかなのだろう。

藤井猛九段も飛車落ち派である。本人は公言していないが、あきらかにそうだ。またこれは一局も見たことがないのだが、久保利明八段も飛車落ち派であろう。想像で書くが、彼は角落ちの上手は苦手に違いない。なにしろあの捌きの将棋ですからね。

ベテランの棋士でいえば、鈴木君の師匠の大内延介九段なども飛車落ち派である。これも久保君と同じく豪快な捌きの棋風であるところからだろう。飛車を大きく捌くのが好きな棋士が、飛車のある角落ちよりも飛車のない飛車落ちのほうが得意というのは、将棋とは不思議なものである。

ここまで棋士の名前を見て、もうお分かりでしょう。そう、飛車落ち派は振り飛車党の棋士に多いのである。たしかに飛車落ちの上手の陣は振り飛車の陣形に似ていなくもない。

 

 

(2)藤井猛四間飛車上達法』(浅川書房、p8)

 

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仮想図。右と左のどちらに玉を囲うか。

(前略、玉を囲うのが2八と8八どちらがよいかに触れて)そう、2八に行きたいでしょう。8八は、飛車と角の両方の利きに入って、盤上で最も危険な場所といえます。

振り飛車は玉を右に囲う戦法で、飛車と角の両方の利きから逃れています。つまり振り飛車の美濃囲いは非常に理にかなっています。ただし飛車が2八にいては玉を囲えないので、最初に飛車を動かすんです。振り飛車戦法は「美濃囲い戦法」と呼んでもいいくらいだと私は思っています。美濃囲いに囲うのが本当の目的なんですね。(太字著者)

 

 (3)勝又清和『最新戦法の話』(浅川書房、p244)

 

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高野-中田戦(2004年)は有名局。

勝又六段が中田功八段へインタビューした際の中田八段の発言。

振り飛車の長所は?」と聞かれたら、私は真っ先に「角が敵陣をにらんでいることだ」と答えます。だからコーヤン流は角に頑張ってもらうための戦法なんです。ちょっと藤井システムに似ている?そうですね。穴熊を退治しようと思ったら飛車より角ですよ。角を切って飛車をさばくのではなく、飛車を切って角をさばくのではないと。だから私の飛車はタテよりもヨコに動くほうが多い。

 

ちなみに上図から、△2四飛!▲同歩△6五歩▲2三歩成△6四角と進展、結果はコーヤン勝ち。

 

最後に冒頭の次の一手の答え。

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飛車は角をさばくための立役者。

▲5五同飛が正解。以下△同角なら▲同角で飛香両取りがかかる(下図)。

 

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両取りで成功。

 

問題図で、▲5五同角から行くと、△同角▲同飛に△4四角などのまぎれの可能性を与える。

 

A級ラス前解説会

いてはりました。

11時に仕事が終わって帰り道、気がつくと千駄ヶ谷だったので「A級ラス前は年に一度しかないし」と思って下車。


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解説会に来るのは何年ぶりか思い出せないくらいですが、ともかく久しぶり。将棋会館には強くなる空気が漂ってると思います。あ、それは2階のトイレの芳香剤の匂いとは別です。たしかに匂い強いけど。

 

11時半をゆうにすぎてから入ったので、二列目の席が空いていました。女性客の多さに驚く。半分以上だったのではないか?時代は変わりましたねえ。

そして棋士に向かってパシャパシャカメラ。いつもツイッターで見る写真はこうやって生成されてるんだなあと、ありがたいやらちょっとうるさいやらでなんか不思議な感覚です。

 

ツイッターで見かける人もちらほら。

 

解説は名人と木村九段と佐々木勇気六段が入れ代わり立ち代わり。久保三浦戦の棋譜から伝わる三浦九段の執念というか諦めきれなさに切なくなりました。やっぱり最後に残るのは久保三浦戦なんだよね。

 

やはり(関西の対局もあるけれど)現場の空気はいいですね。将棋が強くなるといいますが、それは将棋へのモチベーションが上がるからだと思います。うまく言葉にはできないのですが、たとえば名人でさえちゃんと考えなければ詰みは読み切れないんだとか、棋士によっても形勢判断は微妙に違うんだとか、そういうささいな人間味を感じることで、強い人とはいえ神ではないのだなあと安心し、自分も努力しようと思う気になる。

 

明日からも将棋頑張ろっと☆

 

象のあし(荻窪)閉店の日に

友人からのメッセージで荻窪の「象のあし」という古本屋がまさに今日閉まることを知り、急きょ電車に乗る。

 

午後3時頃ついたが、店内はお客さんでいっぱい。なんやなんやとおもっているとそのお客さんの大半は、店主が一人でレジを打つのを待つ行列でした。

 

めぼしい将棋の本を手に、並ぶ。

 

https://twitter.com/zounoashiheiten/status/1086572592654213120?s=19

 

スタッフと思しき人が何人かいて、棚を直したりしてせわしなく動き回っている。行列に並ぶ間に知ったのだが、その人たちはボランティアの手伝い。店主の友人で、仲良くしているらしい。

 

決して広くない店内には、有名人からの閉店を惜しむ色紙・メッセージがところ狭しと飾られていて、こちらも店主の人望をもの語っていた。

 

30分ほど列を待つと、ようやくレジまであと一人。有志のなかの、とりわけ陽気なおじさん(見た目は菊地成孔でイメージすべし)と楽しく談笑。客が商品を買って店を出るとき、店主の方はひとりひとりをレジを出て店外まで見送り、深々と頭を下げていた。

 

逆説的にも、また行きたいな、と思った。

 

※閉店セールにつき8割引、1000円以下の本は100円扱いでした。


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米長邦雄が聞き、語る人生論。

 


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盤駒を作るプロの半生記。

サイン入り600円。


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古書ながら美本で、丁寧に扱われているのがわかる。


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600円ならお買い得。大山棋譜集はいろいろと出ていますね。

 


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こちらも3巻で600円ならと、すでに持っているが購入。教室においておこう。

 


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南Q太先生の過去作は、レジを待っている間に気づいたらカゴに。100円だからいいんだもん。

 


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将棋世界の付録(30円)は、セール価格だと10円になりますと丁寧に店主。たぶん割引率のことを気にしてるのかもしれないけど、そんくらい構わん。

 

帰りに、荻窪の古本屋のこり3軒と、中野の古本屋に立ち寄った。


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こちらは有名なささま書店で。

昔読んで手放した初心本を取り戻す時期にいる…

 

以下は中野の古本案内処
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など。他に数冊。

私は読んだ棋書を通読したことはほぼない。数少ない例外は森内『矢倉の基本』くらい。

そのへんの話はまた改めてすることにします。

【棋書】最近読んでる本

最近は読んでいる本を紹介していきましょう。日ごろそれほどまとまった時間が取れないので、目的をもちながら細切れ時間を生かす読書が中心になっています。(私はウォーズや24はほぼやりません)

 

なかでも詰将棋棋譜並べが中心。実際に将棋盤を使わなくても勉強できるのがいいですね。

 

詰将棋

伊藤果『果し状

ãä¼è¤æ æãç¶ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

伊藤果八段が詰将棋創作50周年、八段昇段を機に出版された記念作品集。

10手から20手台の骨のある作品が多いですが、駒数が少ないので頭の中で考える訓練に最適です。サイン本ながら、解けた作品にチェックをつけています(罰当たり笑)。出版から約3年、全200題のうちようやくだいたい半分解けたところです。

 

巨椋鴻之介禁じられた遊び

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仏文学者の佐々木明氏は巨椋鴻之介おぐらこうのすけ)の名で詰将棋作家としても活躍しました。彼の集大成の作品集。約10年前に出版されたのち、現在では絶版となっています。

 

本書は第1部「原点と習作」と第2部「禁じられた遊び」に分かれています。後者は盤面全体を使った図式がメインなので、目下のところ第1部を慈しむように楽しんでいます。文学界の人なだけあって文体が格調高く、また作品の合間に語られる昭和の様子にえも言われぬ滋味があります。

 

棋譜集】

広瀬章人『広瀬流四間飛車穴熊勝局集』

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先日竜王を獲得した棋士による実戦集。以前メイン戦法として指していた四間飛車穴熊の勝局を50局紹介しています。相穴熊と、四間飛車穴熊vs居飛車銀冠の戦いが中心的です。とりわけ相穴熊の戦いは仕掛けの数手が繊細ですが、そのあたりの考え方がよく解説されていて非常に勉強になります。ノーマルな対抗形にも応用できそうです。

本書が刊行された当時は広瀬先生の王位獲得がメイントピックでしたが、竜王を獲得した今、『広瀬流角換わり腰掛け銀勝局集』の出版が待たれますね。

 

佐藤康光佐藤康光勝局集』

天衣ç¡ç¸« ä½è¤åº·ååå±é

 

12月の新刊紹介でも触れましたが、王道中の王道を往く康光将棋(当時)の堂々たる指し回しを学ぶために鑑賞しています。21世紀の『中原誠実戦集』といっても過言ではないか・・・?

 

藤井聡太全局集』

è¤äºè¡å¤ªå¨å±é å¹³æ28ã»29年度ç

 

出版から半年が経ちましたが、最近自分自身が将棋を指す中で、ようやく「29連勝目」の藤井ー増田戦をうまく理解できるようになりました笑

 

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平成31年度版の出版までに全部消化できるだろうか...

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みなさんも将棋の勉強楽しみましょうね!

ではまた。