詰将棋カラオケを見ました
久しぶりにこんなに楽しい番組を見ました。
タイムシフトでゆっくり見るのが楽しみです。
提示された詰将棋問題(13~31手)を解きながらカラオケを歌う。やろうと思えばアマチュアでも仲間内で真似できそうです(ただし友達がいる人に限る)。
観る将にも楽しく、詰め将にもやさしい(いや、正確には「厳しい」か)番組でした。そしてこの2つの層のインタラクション。こんなにシンプルなアイデアで、沢山の人をしあわせにできる人(企画者)って素晴らしいなって思いました。
観る将要素はあまりない私ですが、23手詰が解けずに放心状態に陥る糸谷先生の表情がツボりました。棋士の真剣な表情は見ていて飽きないですね。あと、プロでも解けないものは解けないみたいです笑
番組の中身の方も生放送ならではの刺激的な内容でしたね。山口恵先生の「(お客さんに)お尻向けちゃダメ!(といって窪田七段にタックル)」は「暗くしなさんな!」(大山名人)と並んで将棋史に残る名シーンではないでしょうか。
詰将棋好きとしては、この企画の成功の大きな鍵のひとつに、伊藤果先生の詰将棋の質の高さ、解後感のよさがあったと思います。果詰将棋に興味が出てきた方はぜひ八段の作品集をチェックしてみてくださいね。個人的には『王様殺人事件』が、そして上級者には『詰のオルゴール』、そして『果し状』をおすすめします。
以上、今週は月曜から楽しかったというお話でした。