みずたま将棋ブログ

みずたま(@go_tom_89)のブログです

将棋世界付録の楽しみ1【手筋・詰将棋編】

将棋世界の電子版が発行されるようになって久しいです。

以前は電子版だと図面の駒が動く仕様だったのですが、いつのまにか普通の画像に戻っていました。いつか復活してほしいものです。

 

f:id:mizutama-shogi:20180901154241p:plain

 

ちなみに私は電子版を買ったことはないです。これは完全に惰性のためでしょうね。

ただ、将棋世界は毎月3日発売というイメージがあるので、その時点で手に入らない電子版は無意識に購入対象から外れるというか...。

 

さてさて、今回はそんな将棋世界の付録をすこしご紹介。 

文庫サイズ80ページ程度(問題40問、解答40ページ)の構成で、読みやすさが売りですね。

 

私の持っている100冊程度をざっと見た感じの分類は以下の通りになります。

 

(1)詰将棋、(2)基礎手筋、(3)実戦手筋、

(4)定跡次の一手、(5)終盤次の一手

(6)棋士特集、(7)将棋豆知識、(8)読み物、

(9)データブック、(10)その他

 

このエントリーでは最初の3項目から、個人的なおすすめをそれぞれいくつか抜き出してみます。

 

【1】詰将棋

詰将棋は基礎的な手筋紹介もの(1手~3手詰)から詰将棋作家の作品集まで様々あります。私が将棋に関して多感な時期だった中学生くらいのころにはちょうど伊藤果先生の作品集が何冊か出ていて、大きな影響を受けました。

 

伊藤果詰将棋作品集「独リヲ楽シム」(2006年11月号)

盤上の攻め駒が1枚だけという趣向作を集めた作品集。シンプルな形で覚えやすく、頭の中で解く訓練になりました。たとえば第37問はこんな感じ。

〈攻方〉3四竜 〈玉方〉1三歩、2一玉、3二金 〈持駒〉金銀桂桂桂桂

 

中田章道実戦型詰将棋作品集(2018年5月号)

1一香、2一桂の形を条件とした作品集。さわやかな好形が多く、こちらも頭の中電考えるのに最適。表紙作はこんな感じ。

〈攻方〉2四馬、2五竜 〈玉方〉1一香、1二玉、2一桂、2二歩、3一角 〈持駒〉桂

最近の付録は電子書籍で買うのが吉です。私もこれはKindleでも買いました。

 

勝浦修詰将棋傑作集(2011年12月号)

勝浦先生も先述の2作家と同様に付録登場の多い先生ですね。本書には7手~13手詰が収録されており、解後感もすっきりです。

これくらいの手数の詰将棋が長いようなら、本間博先生の付録なんかがいいかと思います(ホンマにやさしい詰将棋)。

 

 

【2】基礎手筋

手筋はいつの時代も将棋の基礎です。こうしたポケットサイズの本でさくさく復習するのはけっこうすばらしい勉強法ですね。絶版でよければ、昭文社の米長シリーズもありますが笑

 

及川拓馬「囲いはこう破れ【穴熊編】」(2014年5月号)

f:id:mizutama-shogi:20180831161646p:plain

穴熊囲いを破る手筋を紹介。美濃囲い編などもあります。及川先生はこうした単発の出版をまとめて、のちに『全戦型対応!囲いの破り方』(マイナビ、2014年)を出されています。電子版は108円なので、気軽に買えますね。

 

及川拓馬「初段常識の手筋」(2015年4月号)

再び及川先生です。部分図と全体図を駆使して強い初段ならみんな知ってる常識をおさらい。

 

第45問。△8八飛が正着でした。

f:id:mizutama-shogi:20180831160043p:plain

 

上野裕和「歩の手筋50」(2016年9月号)

強い人は歩の使い方がうまいです。歩は、垂れ歩を除き、単体で生かすことは難しいのです。つまり歩の手筋を理解している人は他の駒の特性と生かし方も理解していることになるのです。けっこう基本的なところを解説してくれているので、初級者にお勧めです。

 

こちらは第43問。

f:id:mizutama-shogi:20180831160714p:plain

 

【3】実戦手筋

基礎を踏まえて応用的な実戦手筋を集めた付録もあります。こちらは「プロの〇〇」としてシリーズ化されていると言ってもいいでしょう。終盤が題材になることが多いですね。中でも...

 

プロの端攻めテクニック

ãã­ã®ç«¯æ»ããã¯ããã¯ï¼å°æ£ä¸ç9æå·ä»é²ï¼

 

プロの実戦に学ぶ終盤の手筋

(電子版なし)

 

プロの必至・しばり

f:id:mizutama-shogi:20180831161420p:plain

 

の3冊を挙げておきます(だいたい電子版もある)。やはり終盤は大事ですね。この実戦手筋シリーズは有段者向けだと思います。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次回は残りの分を扱います。

電子版のない昔の付録に関しては入手が難しいものもあります。

社団戦のアカシヤ書店ブースを覗くか、各地の道場においてあるのを見てみましょう。

最近はメルカリやヤフオクもありますね。

8月の新刊紹介

8月の新刊紹介は8月中にやらないといけませんね汗

今月もさくっと行きましょう。

 

ãããããã®ãããã¨! 9 (GAæ庫)

★いっぱい

天衣ちゃんかわいい。

 

f:id:mizutama-shogi:20180831170417p:plain

★★★★★

ようやく出たという感じですね、雁木の定跡本。

章立ては角換わりからの雁木(約70ページ)、横歩取り拒否からの雁木(20ページ弱)、後手振り飛車模様からの雁木(20ページ弱)、実戦編(約120ページ)という感じ。著者の実戦例が10局とやや多いですが、無駄がない感じですべて勉強になります。序の3章で後手の△5三銀型、△6三銀型、△4三金右および先手の早繰り銀の変化をいずれも扱っています。現代の居飛車党にとって必修の教科書といえるでしょう。

 

æ¯ãé£è»æåç·ãç³ç°æµVSâ³ï¼åæ­©å ãã¤ããå°æ£BOOKS

★★★★☆

初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩に対して△1四歩と様子を見て細かくリードを奪うというややマニアックな指し方を解説した本。後手をもって居飛車振り飛車の両帆を指しこなす必要がありレベルが高いが、村田先生の理路整然とした解説で読み解いていきましょう。高段者向け。

 

 

楽ãã解ãã¦å¼·ããªã 1æã»3æã»5æã®è©°å°æ£

★★★☆☆

昨年11月に出版された単行本がさっそく文庫化。手数は短いながら盤面全体をつかったアクロバティックな作品が多く、有段者でも迷う問題が多いでしょう。正統派詰将棋の、たとえばハンドブックシリーズとはまた違った面白さがあります。

 

å¹³æ30å¹´çãå°æ£å¹´éã2018

★★★★☆

平成最後の将棋年鑑。巻頭には藤井聡太七段のインタビューを収録。棋譜はもちろんのこと、巻末の棋士アンケートを楽しみにしているという方も多いでしょう。

藤井七段のインタビュー、今後振り飛車を指すことはあるかという質問に対する答えがかっこよかったです。個人的には、これで平成の将棋年鑑30冊をコンプリートできたので、いい記念になりました。

 

f:id:mizutama-shogi:20180831170441p:plain

★★★★★

こういう本を待っていたという一冊。入門者から初段まで、ノーマル振り飛車を指す人なら必携の振り飛車ガイドブックです。角道を止める三間飛車四間飛車中飛車の仕掛け周辺を題材に、居飛車からの攻めの力を利用してさばく感覚を伝授してくれます。成功例だけでなく失敗例も紹介しているのが好印象です。美濃囲いと舟囲いの急所も徹底的に記してあり終盤戦も安心。指導者の方にも教本としておすすめできます。

 

ã第76æãå°æ£å人æ¦ä¸çªåè² å¨è¨é²ãä½è¤å人3é£è¦ã

★★★★☆

毎年恒例の、名人戦の新聞観戦記をまとめた書籍。毎日新聞社刊の愛蔵版も近いうちに発売されることと思います。

昔は竜王戦の観戦記も本になっていましたよね。名人戦全記録の書籍化は長く続いてもらいたいものです。

 

  • 真田圭一『一問一答で身につく 現代将棋の基礎手筋』(マイナビ

f:id:mizutama-shogi:20180831170355p:plain

★★★☆☆

ラクラク次の一手」シリーズの新編のようなイメージで、定跡形の序中盤に出てきがちな局面をランダムに出題。現代将棋というだけあって、角交換系の振り飛車からの出題もあります。

ただし本書の半分を占める終盤編は昔ながらの週刊将棋的な問題が多く、その点は面白みがなく味が悪い印象か。

 

f:id:mizutama-shogi:20180831170409p:plain

★★☆☆☆

一昔前の人気シリーズ『振り飛車ワールド』の現代版といった趣旨の書籍。当時は渡辺竜王や松尾八段、宮田五段といった顔ぶれだったが、今回は石田五段、近藤五段、石井四段という若手が登場します。

三人が最新の研究課題の局面から実戦を指し、所司七段が解説を入れるというスタイルなのだが、1局の将棋を2か所で振り返る構成になっており、結構読みづらいの減点ポイントでしょう。

 

f:id:mizutama-shogi:20180831170348p:plain

女流棋士そして香川愛生という人物について自ら語った新書。

私は入手はしたもののまだ読めていないので評価は保留。Twitter上で何人かの方が感想を挙げられていたと思うのでそちらを参照してみてください。

 

  • 森けい二『羽生の実戦 詰め&必死200』(日本文芸社

ç¾½çã®å®æ¦ãè©°ãï¼å¿æ­»200

★★☆☆☆

こちらは森先生恒例の実戦詰将棋・必死問題集。前回出版分からの新しい実戦に取材したものと思われますが、対戦者名は書いていません。特に新しさはなかったので星は2つにしました。レベルは有段~高段向けと思います。

 

é§ã¯ããå°æ£å¡¾

☆☆☆☆☆

よくぞルールを作ったなと感心しました。傷ついてもいい安い駒でやりましょうね笑

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

紹介忘れがあったらご指摘くださいませ。

パソコンに入れておきたい将棋アプリ

先日パソコンを新調しました。パソコンは1年単位で買い替えるような消耗品だと思っているので、ここ数年は1桁万円のおてごろなやつを使っています。

 

最近はデータ類はクラウドに保存する感覚が浸透していて、その辺もモビリティの高さに寄与している気がしますね。

 

さて、パソコン買ったらどんな将棋関連ソフトを入れるのかな、とふと気になったのでこんかい備忘録として記事にしてみます。

 

古い人間なのでPCを使っての研究はあまりしないです。気になった局面の評価値の検討もスマホでさくっと済ませてしまいます。将棋に関して、メインの用途は教材作成や棋譜研究でしょうか。

 

【1】Kifu for Widows 

いわずと知れた棋譜管理ソフト。

 

f:id:mizutama-shogi:20180830220007p:plain

 

無料の機能で盤面編集も棋譜コメント追加も、大体のことができます。棋譜をKIF形式で保存するのに便利です。

KIFファイルをCtrl+C、Ctrl+Vで読み込んだり出力したりするのは現代の基本手筋。

 

【2】KifuBase

上記【1】と同じく柿木さんが開発された棋譜管理ソフト。

 

※画像は上記サイトより。

 

無料版で1,000局、648円の有料版で30万局の棋譜を登録しておくことが可能です。ただ私はインストールしたもののほとんど使っていないので、どなたか有効な活用法があれば教えてくださいまし。

 

【3】局面図作成

こちらも有名な図面作成ソフト。

 

f:id:mizutama-shogi:20180830220045p:plain

※画像は上記サイトから借用。

 

Kifuなどでクリップボードに記憶した局面をCtrl+Vするだけで局面を画像にしてくれます。便利便利。

 

【4】将棋倶楽部24

24も最近はアプリをインストール方式のようですね。たしかにChromeでできないのは不便な限りで、仕方なくインストールしておきました。

 

【5】柿木将棋Ⅸ

詰将棋の検討や管理に便利な優良な有料ソフト(1,080円)。棋譜用紙の印刷もできるのがポイント高いですね。将棋人および詰将棋人は柿木さんには頭が上がりません。今後も画期的なフレームワークを期待したいです。

 

【6】ShogiGUI

コンピューター将棋と人間をつなぐインターフェイスのひとつ。将棋所との差は私にはよくわかりませんが、便利なのでとりあえずこちらを愛用しています。

 

f:id:mizutama-shogi:20180830221004p:plain

 

こうしたUIに各種ソフトを入れて遊び相手をしてもらっています。外部駒を使えば見栄えも素晴らしくできます。開発者に感謝。

 

私はおもに対局(適当に自由対局。評価値がマイナス1000点くらいになったら盤面を反転してソフト相手に勝ち切れるか試す。けっこう勝てない。)や評価値を見る(自分の思う評価値を想定してソフトとの乖離を見つめる。大体においてソフトのほうが正しいが、妄信はいけない。)のに使います。一番効果があるのは、リアルで指した対局の反省会をソフトとすることかもしれません。

 

また、私はsuimonさんのサイトを参考にして、elmoやSILENT_MAJORITY、あとはスマホで技巧を導入して使っています。私レベルではソフトを毎年更新しなくても大丈夫です笑

 

【7】有料将棋ソフト

主にマイナビが出しているソフトは、導入が簡単でユーザーフレンドリーな機能がたくさん実装されています。マニア的には東大将棋5の目隠し将棋を復活してほしいですが...。先日はやねうら王のDL版がでましたね。極限まで機能をそぎ落とした無駄のない使いやすさに注目です。

 

 

【8】Kindle

電子書籍のアプリの忘れずにダウンロードしました。棋書がたくさん入っているもので...笑

 

【9】辞書登録

 

 

アプリではないですが、将棋特有の用語を辞書登録しておくのも大事なところ。

ネット上でそうしたデータが公開されているなんて言う話も聞きますが、数も多くないので私は手作業で入れています。(▲=s、△=g、7六=76など)

 

ほかにも81dojoShogiplaygorundなど、素敵なサイトがたくさんあるのでみなさんも有効に活用して快適な将棋ライフを!

 

mizutama-shogi.hatenablog.com

 

ほかに皆さんのおすすめもあればコメントで教えてくださいね☆

囲碁アート

いてはりました、初台囲碁クラブ。

 

f:id:mizutama-shogi:20180826003118p:plain

 

初台駅から徒歩3分、新宿の都庁がすぐそばに見える高立地です。

 

ふだんは碁会所というよりかは教室や、囲碁会利用のために使われているそうです。

 

今日は囲碁アートの第一人者せきしょういちによる囲碁アート会に行ってきました。

 

 

せきしょう半端ないって。

 

19路盤を自由に使って白黒の碁石で絵を描きます。

 

こんなかんじ。

 

f:id:mizutama-shogi:20180826002727p:plain

(先生の代表作のひとつ「ツナマヨ」@樹林)

 

初めてでしたが私も頑張りました。


f:id:mizutama-shogi:20180826001449j:image

 

余裕があれば、それを初期配置として二人で囲碁を打った時にいい勝負になるように、白黒の配石を調整します。

 

せきさんの作品は全部そうなっています。大迫半端ないもそう。

先日は囲碁フォーカスで取り上げられたみたいですね。

 
f:id:mizutama-shogi:20180826001848j:image

せきさんの新刊。初台にはありますが、近々いっぷくなどでも扱うのでしょうか。

 

以下はお目汚しの拙作。

 

f:id:mizutama-shogi:20180826001949j:image

ハンドスピナー


f:id:mizutama-shogi:20180826002000j:image

サッカー。

 
f:id:mizutama-shogi:20180826002032j:image

NH●のデザ●ンあ。

 

フォロワーさんにも会えてよかったです!

 

夜は連れ立って東中野の侍"にて積もる話をしてはりました。

なんでも来週の将棋ルームに来るとか来ないとか。


f:id:mizutama-shogi:20180826002114j:image

 
f:id:mizutama-shogi:20180826002122j:image

うまうまでした。

 

ではまた。

今日買った本

 中央線の先にある豊田の方でお仕事をした帰り道に荻窪と中野に寄ったので、そこでの釣果をさくっと紹介します。

 

1. 岩森書店(荻窪

f:id:mizutama-shogi:20180823204054j:image

 

駅北口のブックオフに大した本がなかったので、南口に足を伸ばしました。

 

f:id:mizutama-shogi:20180823203613j:image

 

思想・風俗系の古本屋さんなので囲碁将棋は軒先の風当たりの強いところに。二上先生の詰将棋入門書が216円。

 

岩森書店さんから3分ほど歩くと見えてくるのがささま書店


f:id:mizutama-shogi:20180823204335j:image

 

私は初めて来たのですが、棋書以外にもいろいろと充実した広くて楽しい古本屋さんでした。


f:id:mizutama-shogi:20180823203627j:image

 

シマリの定石は216円、シマリの技法は756円。

夏も終わるので、シマって行こうと思います。

 
f:id:mizutama-shogi:20180823203637j:image

 

ノビてサガッても324円とはお安いですね。

 
f:id:mizutama-shogi:20180823203646j:image

 

なぞなぞは将棋囲碁にまつわる謎解き小説。432円也安いなり。

 
f:id:mizutama-shogi:20180823203655j:image

 

こういう絶版本は全部読み通すことはないのですが、碁会所などで出合ってパラッと読むと面白いんですよねえ。なんででしょうねえ。540円。

 
f:id:mizutama-shogi:20180823203704j:image

 

出先でしたが、ふと定跡で確認したいことがあったので324円。高度に発達した古本は(持ち運び可能な)電子書籍と見分けがつかない。

 

3.  古本案内処(中野)
f:id:mizutama-shogi:20180823204759j:image

 

ブロードウェイを抜けたところにあります。

ブックオフはそこからさらに5分歩くので今回はパス。若い頃なら行けた笑


f:id:mizutama-shogi:20180823203715j:image

 

教育社新書版の玄々碁経が756円となんかお買い得だった気がするので入手。懐の古典は心を落ち着ける。


f:id:mizutama-shogi:20180823203727j:image

 

平本先生の文体は好きです(216円)。ご本人も、読み手に読みやすいように書き方には相当気を使われてるみたいですね。

 

最後は最近別のところで買った本を。

 

f:id:mizutama-shogi:20180823205856j:image

 

詰将棋ファンは最近創刊した詰将棋同人誌です。ツイッターでお見かけする作家さんのプロフィールがいろいろ載っていたり、読み物としても面白いです。(購入方法詰パラサイトにて)

名人戦の本は、今年も読みます。観戦記が本になったやつが好き。

 

ついでに中野のブックファーストの将棋コーナーの写真(書店さんに申し訳ないのでぼかしています)。
f:id:mizutama-shogi:20180823210019j:image

ーーーーーーーーー

 

時間があるときにまた中央線沿線古本ツアーをやろうと思います。

※都区内きっぷでは吉祥寺が範囲外なのはマメ知識。

 

https://twitter.com/go_tom_89/status/965228956193472513?s=19

棋書集め@関西

大阪滞在中に入手した棋書たち。

旅行記はまた別で記事にする予定。

 

1. りゅうおうのおしごと1巻
f:id:mizutama-shogi:20180816003943j:image

著者さんの白鳥さんが、梅田のとある書店でサイン入れてきました!とツイートされたのを見て数分後に即購入。タイミングが良かった。

 

2. 手筋の達人2
f:id:mizutama-shogi:20180816003952j:image

ブックオフで約500円。以前持っていたのですが誰かにあげてしまっていらい電子書籍でしか持っていなかったもの。これを機にまたこの本でフラッシュ次の一手やろうかな。

 

3. 実戦1手詰
f:id:mizutama-shogi:20180816004016j:image

奈良の子供向けイベントで、大橋四段のサインを入れていただいたもの。指導対局は子供限定でしたがサイン会は大人も混じってやや賑わっていました。

 

4.「将棋まつり」舞台裏のお話
f:id:mizutama-shogi:20180816004030j:image

ブックオフの108円のやつ。市販はされていないです。約10年前まで36年の長きに亘って長野で行われていた東急将棋まつり。そのすべてを支えた北村さんの回顧録。丸田九段・大山名人から田中悠一五段・金井六段までさまざまな棋士が登場。

つぎは緑地公園駅ちかくの古本屋、天牛書店。
f:id:mizutama-shogi:20180816004234j:image

5. これだけできれば詰将棋初段
f:id:mizutama-shogi:20180816004042j:image

6. 大内流穴熊実戦集
f:id:mizutama-shogi:20180816004057j:image

こういった粒ぞろいの名著が300円くらいで売られているのを見ると、食指が動きますね。

 

7. 解いてごらんよ詰将棋
f:id:mizutama-shogi:20180816004008j:image

こちらは梅田のジュンク堂で買ったもの。なぜこんな絶版書が新品で買えるのだろうと笑ってしまったので記念に。内容もいい本ですよ。

 

8. 将棋講座

f:id:mizutama-shogi:20180816003929j:image

 これは連盟で買いました。大阪の連盟の販売部はマイナビのプレミアムブックスが惜しげもなく展示してあってよかったです。ほかには、詰将棋の四百人一局集も新品として在庫してました。

 

9. 阪田三吉名局集
f:id:mizutama-shogi:20180816010430j:image

阪急梅田のうめ茶小路のなかにちいさな古本屋街が設置されてます。そのなかの稀珍堂書店にて購入(2500円)。去年来たときも在庫していて、そのときも欲しかったことを覚えてたので、記念に購入。大阪で買えてよかった。

 

囲碁の本も買いましたが、こちらは画像の紹介だけ。眠いので寝ます。


f:id:mizutama-shogi:20180816004439j:image


f:id:mizutama-shogi:20180816004450j:image


f:id:mizutama-shogi:20180816004458j:image


f:id:mizutama-shogi:20180816004508j:image


f:id:mizutama-shogi:20180816004516j:image

平成最強戦

いてはりました。


f:id:mizutama-shogi:20180812125123j:image

 

平成最後の平成最強戦。

ちょっと耳慣れないかもしれませんが、そういう名前の大会なのです笑

 

今回は前回に続いて200名を越える参加となり、浜松町のチサンホテル2階を将棋プレイヤーが埋め尽くしました。

 

大会中は撮影禁止とのことでした。

 

200人を4人1組のグループリーグにし、各グループから2人が決勝トーナメント(まだ100人規模!)に進みます。※2勝通過2敗失格

 

私自身、現時点でそこまでガチ勢ではないので、勝ちたい勝ちたいみたいな闘争心はないのですが、せっかく参加費を払って来たからには勉強になる棋譜を残したいと思っていました。

 

私のグループ初戦はとあるアマ強豪の方。

その方は先日の朝日杯ではプロ棋士を破っており、朝から重いなあというのとも思いましたが、むしろ、ああ勉強させてもらえるなあという気持ちのほうが大きかった気がします。

 
f:id:mizutama-shogi:20180812125931j:image

 

将棋は相掛かりのじっくりした展開になりました。後手(私)は手得しているものの、このままだと飛車先の歩を交換できないのでそこが課題です。

 

当日の決定で持ち時間が30分から20分に短縮されたこともあり、このへんで両者30秒将棋でした。
 
f:id:mizutama-shogi:20180812130307j:image

手持ちのスマホでさくっと解析した結果。

やはり歩交換の利が大きいですかね。

 

ここから△54歩とし、▲66銀に飛車先交換をして87歩に82飛。先手も秒読みなので72角は打てないでしょう。

 

少し進んで…

 
f:id:mizutama-shogi:20180812130822j:image

 

ここは△92角と打つところだったようです。

読みにはあったのですが、秒に追われて44角と直接的な手を選んでしまいました。

以下は無理攻めを丁寧に受けられて負けとなりました。

 

ーーーーー

 

その後、なんとかグループ2連勝をしてトーナメントに進みました。

 

改めて抽選になるですが、ここでまた先ほどの強豪さんを引くという幸運。一日に二度も教えてもらえることに笑

 

対局開始直後のこと、恐ろしいことに朝一番で指した極限早繰り銀に、すでに対策がなされていました笑(相手が後手)

 

f:id:mizutama-shogi:20180812131344j:image

 

持ち時間30分でよかった…

純粋一歩損ながら、局面を落ち着けて力を出せる展開に持っていきます。


f:id:mizutama-shogi:20180812131425j:image

 

私も大人によくあるごまかしを発動し…(△62玉は緩手)

一歩得なのに局面をよくできない後手が焦って動いてきてくれるのを待ちます。


f:id:mizutama-shogi:20180812131505j:image

 

△85歩は同歩45歩同銀85飛46歩に86歩を見せた勝負手でしたが、このへんはすでに形勢は互角〜先手持ちに戻っています(手元のスマホで300程度、実は86歩に98銀と屈服しても先手十分らしい)

 

上図以下▲85同歩△45歩同銀85飛に75歩が筋という手。△同飛に対してわかりやすく(1)22角成〜66角としましたが、じっと(2)46歩がまさるようです。

 
f:id:mizutama-shogi:20180812132005j:image

 

実戦は図のように進み、以下相手にミスが出てこちらが良くなりました。

 

最後は敵玉に詰みがある局面があったので、よければ考えてみてください。実戦はこれを逃して、難しかったながら負けとなりました。

 
f:id:mizutama-shogi:20180812132338j:image

 

しかし、自分の実力を考えると出来過ぎなくらいよく指せた気がします。また将棋を習いに行く気軽な感じで、また気が向いたら大会に出てみようかなと思います。

 

みなさんもよければぜひ!