陣形の差を生かす【対ゴキゲン中飛車】
今日指した将棋から。
ゴキゲン中飛車の何気ない出だしです。
ここから、78玉、42銀と進展。
ここでピンと来ました。
図から56歩と突きました。
玉型の差に注目します。玉が堅い先手は激しい戦いになれば嬉しいです。中飛車側が先手ならば以下の仕掛けはやるかどうかあやしいところ。
上図以下53銀、55歩、44銀、25歩、33角に54歩が手筋。形よく歩を回収させません。
次いで54同飛としてきたときに、24歩、同角、同飛!と切り飛ばして全面戦争に。24同歩に65角とうって仕上げに入ります。
さらに53飛には44角!同歩、21角成となって先手有利に導くことができました。
ここまで書いて思い出したのですが、阿久津先生の実戦(武者野先生との将棋)でこの手順があり、そのまま阿久津先生の著書にも紹介されていた手順でした。プロの常識なのですね!
たまによく出てくる順なので居飛車党のかたは覚えておきましょう☆