【5月】新刊紹介

マイナビの新刊などが出ています（特に記載がない限りマイナビ）。

『1冊で全てわかる向かい飛車その狙いと対策』安用寺孝功

最近は角換わりの塚田本など、初段くらいに向けた知識整理系の定跡書にも力を入れられていてありがたい限り。

本書もその系統で、ノーマル向かい飛車と角道オープンの基本の仕掛けを網羅した名著。第2章で居飛車の指し方に注目して取り上げているのが特徴でしょう。

『現代右玉のすべて』青嶋未来

この辺の高段向け難解書はタイトルを見ただけでノータイム買いですね。前回のゴキゲン中飛車本（青嶋）と同じで若干独りよがり手順を載せる傾向はあるものの、深い研究に感心するばかり…

▲81角はいい手ですね…（読めばわかる）

『中飛車定跡コレクション』所司和晴

好評だった前回の四間飛車編を中飛車でも。ノータイムで買いましたが、ゴキゲン中飛車だけでなくツノ銀中飛車の定跡もそつなくまとめてあり間違いなく星5つの名著です。どこから定跡手順を持ってきたんだろう、書き下ろしなら相当力入ってますねっていう感じ。これ以上知りたい人はPCソフト「激指定跡道場4」を買うしかですね（ダイマ）。

『はじめての将棋レッスン』北尾まどか

これは日本文芸社から出た子ども向け将棋入門書。筆者が開発した独自の一字駒を用いたデザインが見やすく好印象。駒の働きを最大限にできるようにするための練習問題がたくさん。

これをマスターすればどこの子ども教室に行っても楽しめるでしょう。

この他、囲碁の『アルファ碁Zeroの衝撃』芝野龍之介・虎丸

も手に入れましたがレベルが高く積ん読。同じタイミングで出た棋苑図書から出た『アルファ碁　手法の解析』

のほうが読みやすそうですので、こちらから読んでみたいと思います。