【局面図】自分だけの将棋ノートを作ろう
前に紹介した局面図というソフトを実際に使用することで補足しようと思います。
今回は、好きな戦型を絞って自分だけのオリジナル名局集を作るという設定で話を進めていきましょう。
一局の棋譜の中でポイントとなる数局面にコメントを付すという形にします。(私自身も実験段階)
用意するものというか今回私が使うのは、Kifu for Windows(棋譜再生ソフト)、「局面図作成」(局面図再生ソフト)、棋譜サイト(なければ手入力)、Word的なライティングソフトです。
1.棋譜・局面の入力
まずは、棋譜再生ソフトに棋譜を入力します。その際、棋譜サイトでKIF形式の棋譜があれば、Ctrl+Cのコピーで構いません。
【↑をCtrl+AののちCtrl+Cして...】
【この画面でCtrl+Vで吐き出すのじゃ!】
2.局面図作成
一局をA4一枚の紙ペラにまとめるとしたら、序盤・中盤・終盤のポイントの局面をそれぞれ1図ずつ選ぶことになるでしょう。
今回は羽生先生と渡辺先生の竜王戦を選んでみました。
▲25飛が面白い手だと思えば...
↓
「編集」→「局面・メールのコピー」→「通常」
ここで局面図作成を起動し、すかさずCtrl+V攻撃!
↓
これを1枚の画像として保存しましょう。
画像フォルダーを作っておくと便利。
3.Wordに貼り付ける・記事を書く
Wordの「挿入」から先ほど作った画像を挿入します。
この際、デフォルトのレイアウトでも良いのですが、段組みなど、棋書っぽい構成にしておくと気分が上がるでしょう。
さっき私が作ったページ設定は以下の通り。改善のしようはいくらでもあると思います。
用紙:A4
段組み:2段
1行あたり文字数:20
1ページあたり行数:36
フォント:游明朝 10.5p
英字フォント:Times New Roman
余白:右のみ20mm、ほか25mm
ざっとやるとこんな感じ↓。
だいぶ棋書っぽさを出せますね。大学将棋部の部誌なんかはたいていこんなレイアウトのイメージがあります。
あとは各自の興味関心に合わせて、終盤を研究して自分の研究を書いてみたり、仕掛けだけに注目して書いたりして楽しんでみてください。こうしてみると、結構見た目って大事ですね。
アドバイスとしては、長く続けるためにはなるべく1記事の文字数を少なくすること。
書く分量が少ないと気軽にメモ感覚で作れる気がします。ブログと同じですね。
また、「先手=s、後手=g」など、スマホやパソコンの辞書登録も活用すると便利。
ということで今回は、将棋周辺機器初心者の方のために基本作業をゆるゆる紹介してみました。わからないことがあれば聞いてください。