囲碁サロン渋谷「将棋の日」
いてはりました。
今日は2名様にお越しいただきました。
碁盤の上に将棋盤を置くこのスタイルにもすっかり慣れました笑
今日の参加者は高段者の方と、初段を目指す方だったので、一人とは真剣勝負、もう一人とはプロの指導対局受講に向けたアドバイスをゆっくり&みっちりできました。
アドバイスとしては、事前に用意できることは用意していき、そこでプロ(やその人)にしか聞けないようなことを聞くと効率的だというような話をしました。
例えばゴキゲン中飛車を指す人であれば、対居飛車戦の駒組みから仕掛けまでの手順はいくらでも本に書いてあるわけです。
【この歩が突けることは知識としてノータイムでわかるはず】
もちろん居飛車側の指し方は超速や穴熊など様々です。そこは、可能なかぎり指導の先生に戦型指定をさせてもらいましょう。駒落ちでも同じくです(ガチ勝負をしたいならば話は別ですし、戦型指定に抵抗がある人もいるかもしれません)。
大事なことは、感想戦で学んだことを1つのパターンとして認識し、同じ局面になったときに同じ過ちを繰り返さないこと。そして、将棋においては少しの違いが大違いであると理解すること。
たとえばこの局面。定跡は△44銀です。
同じ△54銀でも、ただなんとなく銀を上がった人、その場で初めて出合ったが考えて上がった人、研究課題として敢えて上がった人とで、同じ局面でも理解の仕方が違います。
その手自体がいい手かはともかく、とうぜん感想戦で深い話ができるのは(準備のある)後者のひとです。個人的には54銀はありだと思いますよ笑
PDCAなんていうかっこいい言葉は必要ないですが、自主的に問題を見つけて自分なりの結論や疑問をぶつけられる人は強くなる気がします。
プロ棋士に習う機会はとても貴重ですから、有意義に使っていきましょう。そのために棋書や(プロ棋士以外の)指導者は全力でのお手伝いをしますよ。