棋書の買い方
棋書、買ってますか?
買ってない、はい。そうですよね。普通ですそれ。
頻度の差こそあれ定期的に買ってる人は棋書将ですし、買ってなくても定期的に本屋やアマゾンで棋書をチェックしてたら棋書将です。囲碁だから関係ないやろって思って読んでるそこのあなたも棋書将です。棋書への愛が少しでもあれば棋書将です。あしからず。
〈〈ゲシュタルト崩壊を戻すための空間〉〉
さて、みなさんはきしょをどうやって手に入れてますか。今回は私のやり方をさっくり紹介します。
【リアル書店編】 足で稼ごう
1. ブックオフ 将棋は歩から、棋書はブックオフから。毎日通って小さな在庫の変化に気付けるようにしましょう。私は東京にいるので、いつも行く範囲の数件の在庫は常に頭に入っています。最近、東京でもいくつかの店が潰れて残念です。
2. アカシヤ書店 東京ならばここは聖地ですね。私も若い頃、週3ペースで足を運んでいた時期がありました。それにしても、神保町(東京にある有名古本屋街)は強いですね。私自身、ここに来ると毎回、アカシヤも含めて5,6軒は見て回る羽目になります。自分だけのルートを作れ!
3. 街の古書店 旅行に行った先などで、必ず古本屋をチェックするようにしています。思わぬ掘り出し物がないことが9割ですが、1割の確率で貴重書を見つけられたら首位打者になれます。
【ネット編】 手で稼ごう
この辺はもう定跡ですね。新しいことは何もないです。ただひたすら日課のように見るのみ。
と入ってもここで大事なのは、日頃から自分のほしい本のリストを頭の中に入れておいて、リアル書店やネット書店でちらっとそれが目に入ったときに秒で手に入れる準備をしておくことでしょう。
1. ヤフオク 将棋年鑑など体系的に揃えたいときなどに即決制度がおすすめ。普通のオークションだといずれも適価に落ち着くことが多いです。何回か買うと、「あ、この人はここに強い品揃えを持ってるんだな」とコツがつかめてきますよ。
2. メルカリ さすがにあまり品揃えは豊富でないですが、流し見するのに最適な量の少なさです。盤駒も意外と出てますが、やはり打率は相当低いですね。
3. ブックオフオンライン アマゾンの補完という位置づけ。商品の状態に寛容な方なら使ってもいいかも。
4. アマゾン 鉄板ですが、必ずしもここの値段が全てでないので注意。たまに、新刊書店に出回っている本や再販予定の本が高値で取引されていることがあります。ほしいものリスト(保存と比較でも)を使いこなしましょう。リストに入れることで購買欲が落ち着くこともあります。
5. 日本の古本屋 どうしても見つからないときの最終手段。
【その他】
全日本詰将棋連盟の本だと、通販のほか、東西の将棋会館でのみ手に入る場合もありますので、ここも大切。
アマ連(アマチュア将棋連盟)発行のアマ大会棋譜集や各種書籍はアマ連から郵送で送ってもらうのが基本となります。
詰将棋の本などは結構マニアな本がある世界なので、詳しくは各団体のホームページを確認してみてください。
足で稼ぐにせよ手で稼ぐにせよ、大事なのは情報。出版社のサイト(浅川書店やマイナビ、河出書房新社、池田書店などなど)もこまめにチェックしましょう。
どうしても今すぐほしいという本は、アマゾンなどで力ずくで手に入れるのもいいかもしれませんね。私自身、いまどのような棋書に人気があるのか(新品でも絶版本でも)興味があるので、いつでも気軽におしえてくださいね。
次の機会には盤駒購入のススメを書いてみたいと思います。